まず、この著者の文章力に驚きました。エッセー賞とか、必ずもらえると、私は確信!リズムがあって、説得力があるんです。書いているのはフランスの話ですが、「フランスって、こんなに進んでいるの?」と、まずは驚きました。でも、これは、明日の日本です。日本もすぐに、こうなります。
ただ、日本とフランスの大きな違いは、フランス人が「愛」を真剣に考えていること。そして、他人がどう思うかなんて、考えないことでしょうか?
振り返ってみれば、「おひとりさま」や「負け犬」がもてはやされたのも、そろぞれの心の中に「ああ、これで、私もみんなと同じ。私だけではないのね。」という、自己弁護、とでも言ったらいいでしょうか、そういう心理があっただと思うのです。
本心から「私は、おひとりさまでいい」と思っている日本人は、いないと思います。だったら、フランス人のように、1歩前へ出る勇気を、この本からもらってください。もちろん、私はもらいました。待っていたって、何も起こりません。愛する人のために、いじらしいほど努力するフランス人(中・高年も!)に、感動しました。
上野千寿子さんに、読んでいただきたい1冊です。