「日々ごはん」を詠んだことがなく、いきなりこの本を読みました。
なので、他の本とは比較できないのですが、
この本は「じゃがいも料理」を出版するために、
作者がフランスに取材に行ったときの日記です。
作者独特の、空気の中の湿度や、においまで伝わってくるような、
繊細な表現が文章のところどころに光ります。
一緒に旅をするのは、夫のスイセイさんと、
あのスタイリストの高橋みどりさん。
周りの人だけでなく、
旅の途中で出会ったタクシーの運転手や、
市場のおじさんに対するまなざしも、
素直であたたかい。
高橋みどりさんのファンにもおすすめです(たびたび登場します)。
景色や食べ物の小さい写真がたくさん載っているので、
目を凝らして文章と照らし合わせながら
じっくり見入ってしまいます。
私個人の意見ですが、
読んだあとのキュンとせつない感じが、
武田百合子さんの「富士日記」をも思わせ、
ぜひ作者の「日々ごはん」も読んでみたくなりました。