「死刑執行人サンソン」に続く、安達氏のフランス史評伝集。期待して購入し、そして期待は裏切られませんでした。
ここに登場する四人の登場人物、いずれも自分の性格、ポリシーを曲げる事が出来ないがゆえに、それぞれに数奇な運命をたどります。
ネー元帥のように、かつては軍人としての成功の原因であった直情径行ゆえに破滅を迎える人もいれば、六代目サンソンのように首切り役人としての家業を受け入れられない意気地なさゆえにその家業から解放され、死刑廃止運動に邁進することが出来た人もいる。反骨者たちの抱える強さと弱さ、それを安達氏は平易軽妙な筆致で描き出します。
手軽に読む事ができるので、ちょっとした読書を楽しみたい人に自信を持ってオススメします。