1994年にトラベルジャーナルから出た単行本『フランスの城と街道』の改題・文庫化。加筆訂正がなされているとか。
フランスの名所旧跡を地域ごとに紹介した本である。パリ、ノルマンディー、プロヴァンス、ラングドックの4地域に分け、手際よく歴史と観光スポットが語られていく。
歴史の解説に特化したガイドブックと思えば良い。ローマ期(などの)町の起源から語り起こし、関係する王侯貴族や戦争の説明をし、いまに残る遺跡や教会の見所を教えてくれる。丁寧でありながら簡潔に書かれており、良くできた本だ。
著者の他の本に比べても、特に歴史的説明が多く、力が入れられているように感じた。