空港の売店で売っている2ユーロ位のキャンディ缶のパッケージや、ちょっとした化粧品のケースさえも優美でアーティスティックな国・フランスの配色について紹介された瀟洒な本です。
『マリー・アントワネット』『シェルブールの雨傘』などの有名映画の衣装、ドラクロワの『民衆を率いる自由の女神』やレンピッカの『緑の服の女』、ブーシェやローランサン、ロートレックらの絵画、教科書、広告、ステンドグラス、絵本、新幹線、焼き菓子、ショップの外装などフランスで作られている様々なものの配色が載っています。アールヌーヴォーの項ではフランスでなくチェコの画家・ミュシャが描いた有名なタバコのポスターが載っていたりはしますが。
本文は「色相別」「歴史別」「テーマ別」で構成され、巻頭には西洋の配色観、配色用語と作家解説、巻末には色彩一覧表つきです。
何だかんだ言ってもモノクロームな水墨画の国である日本とは違い、フランスは水色とオレンジなど明るい色同士の取り合わせが多いですね。ピンクとシルバーの取り合わせなども、多くの女子はココロときめくのではと思います。お洒落だなあ〜。
フランス菓子の本を見ているのも幸せですが、この本もフランス好きには堪りません。チェシャ猫スマイルで楽しみつつ、ちょっとしたイラストなど描くときの配色の参考にしようと思います。