ジャン・ルノワールのアメリカ時代の作品を中心にしたBOXセットです。
何しろIVCは、単発で出ているDVDを普通にBOXに詰めただけで売り出す会社。
他のBOXにありがちな特典を期待している人にはおススメできません。
ただ、単発で買うと1枚3675円ですから、5枚買うと18375円でBOXのほうがはるかにお得です。これは良いところ。
個人的に、ルノワールの映画は全部見ておいても損はないと思っているほうですから、安いにこしたことはありません。
「
河 [DVD] FRT-255」のみが廉価版で入手可能ですが、それ以外の作品についてはIVC以外でソフト化していませんので、事実上、まとめて購入するには、このセットが一番リーズナブルということになります。
作品について。
「ラ・マルセイエーズ」は最悪の画質。これは普通お金を出して見せるようなソフトではないと思います。他で出ていないから仕方ないですが、よくも恥ずかしげも無く売るもんだと感心するレベルです。もちろん作品そのものの評価とは別です。
「自由への闘い」と「浜辺の女」については、IVCでは珍しく画質良好で、文句はありません。
「南部の人」「河」については、まずまずの画質で、最高とはいえませんが、古い映画にしては十分かなと思います。
個人的なフェイバリットは「
素晴らしき放浪者 [DVD]」なんですが、アメリカ時代のルノワールのなかでは「南部の人」と「河」は結構好きです。
この5本の作品は、眉根に皺がよるような真面目な作品で、フランス時代のような朗らかさや華やかさが感じられません。そこは好き嫌いでしょうが、見ておく価値は十分にあると思います。
他の代表作を見た後に是非どうぞ。