例えば猿の手の話のように、「何かを望み、それを手に入れるが、同時に代償も支払う」といった感じの因果応報的な流れを底に湛えているブラックコメディ。
笑うセールスマンやY氏の隣人なんかが好きな人が読むと楽しいかも知れません。あとゾンビーナ。
ストーリーやキャラは勿論のこと、この作品をホラーっぽくさせている最大の要因「グロ描写」が非常に秀逸。
個人的には、そこには悪意ではなくスプラッタもしくは人体への敬意を感じます。ですから、絵柄以外に対して生理的嫌悪を覚える事は少ないかもしれません。
「怖い話」という先入観を持って触れるのは、損です。良い意味でも、悪い意味でも。
少なくとも、読んだ人に嫌な思いをさせる為に描かれている作品では無いという点だけは断言できると思います。
REDを読んでいる人向けに説明を加えると、収録作品は初期の読み切り含む本編+オマケの書き下ろし短編1本+マガバナ第1話という構成です。
マガバナの2話以降や、ダイダイやルパンといった読み切り作品は入っていません。
個人的にはダイダイが大好きなので、この本が売れてダイダイが収録されたヘレンESPの単行本が出たら嬉しいなぁ。