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フランケンシュタイン (フォア文庫)
  

フランケンシュタイン (フォア文庫) [文庫]

メアリー シェリー , スズキ コージ , Mary Shelley , 山主 敏子
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

どうしておれなど造ったのだ!
科学によって造りだされた「いのち」が復讐をはじめた!若き天才科学者フランケンシュタインは、人造人間(モンスター)から恋人エリザベスを守れるのか!?

「命あるものは、どうしてかならず死をむかえねばならないのか。」そんな疑問を抱いた若き天才科学者、フランケンシュタイン。家族や美しい婚約者のことも忘れて、研究に没頭した彼は、ついに生命の原理を解明する。そしてそれを証明する理想的な人造人間を自らの手で造りあげたのだが……!?いま、SFの原点の作品が、新しい問いを放ち始めた。

●小学上級から

--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

科学者ビクター・フランケンシュタインによって作りだされたのは、世にも恐ろしい怪物だった。背丈が2メートル半ほどもあり、ひからびたようなはだには血管がすけてみえ、みにくい顔をしていた。だれからも理解されない、孤独な怪物は、その苦しみから、ついに人間たちに復しゅうをはじめた。小学校中・高学年むき。

登録情報

  • 文庫: 166ページ
  • 出版社: 金の星社 (1998/03)
  • ISBN-10: 4323090021
  • ISBN-13: 978-4323090023
  • 発売日: 1998/03
  • 商品の寸法: 17 x 11.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 891,645位 (本のベストセラーを見る)
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17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
未読のかたのなかには、フランケンシュタインという名が怪物の名だと思っているかたもいるかもしれません。
でもフランケンシュタインというのはじっさいは、怪物を生み出した科学者の名なのです。怪物には名まえさえありません。それがこの作品の哀感をより高めています。

死体を繋ぎあわせて作られた名もなき怪物。

彼は人間としての愛情や感受性を持っていますが、その醜い容貌のために誰からも受け入れられることがありません。愛情や親切で人々に接しようと必死の努力をしますが、けっきょくは人々に迫害され、恐れられる存在としか扱われないのです。

彼の心は、生みの親である科学者フランケンシュタインへの復讐に向かいます。生みの親フランケンシュタインに尊敬と愛情を抱きながらも、復讐せずにはおれないという自己矛盾を抱えたまま。
怪物と科学者は対峙し、会話します。しかし彼らはけっして交じり合うことはありません。生と死が交じり合えないように、断絶された世界で二人は生きているからです。

孤独という概念を煮詰め、不要な混濁物を排し、高い純度で結晶化した文学作品。それがこの「フランケンシュタイン」です。
文学史上もっとも純度の高い孤独の哀感を感じてください。

このレビューは参考になりましたか?
20 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yukkiebeer #1殿堂 トップ50レビュアー
形式:文庫
 日本語で読める『フランケンシュタイン』のうち、本書は出版年月日が1994年と最も新しく、しかも改訂版 とわざわざ銘打っていたので手にしましたが、一体この翻訳は何でしょうか。
 あまりにも日本語が古めかしく、読みにくいことはなはだしいのです。
 「微恙(びよう)などはふっとばしてしまうだろう」(59頁)
 「少しの偏頗(へんぱ)もない」(93頁)
 「感情が震盪(しんとう)された」(105頁)
 といった具合。それぞれ「病(やまい)」「かたより」「震えた」とすれば十分ではないでしょうか。
 少なくとも1994年に出版する翻訳物にこうした大時代な表現がふさわしいとは思えません。
 そもそも『フランケンシュタイン』となれば若い読者が手にする確率が高いでしょう。
 なぜこれほど難解な表現に満ちた翻訳に仕上げようと出版社が判断したのか、首をかしげます。

 さらにこの翻訳家は漢字の使い方に誤りがあります。
 「あわれみの対照」(84頁)は「対象」、
 「私を尋ねてくださいまして」(103頁)は「訪ねて」のそれぞれ誤りでしょう。
 本当にこれを平成の世に改訂版として出版したのでしょうか。

 残念ながら途中で読書の息が続かなくなりましたので、東京創元社から森下弓子訳で1984年に出された『フランケンシュタイン (創元推理文庫 (532‐1))』に乗り換えることにします。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
「フランケンシュタイン」と聞いてあまりいいイメージはありませんでした。原作が、こんなに悲しくて、人間の底知れぬ苦しみが描かれている作品だと初めて知りました。なぜ生み出したのかというフランケンシュタインの嘆きが痛いほど伝わる作品です。また、生んだ者の苦しみも強く感じます。女性が書いた作品だからこそ醜い姿の中にある繊細な心の苦しみを表現できたんだと感じました。
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