「義躰少女」が好みだったのでこちらも購入したが、肝心の写真の出来栄えがとても残念。
「人形写真集」ならば「人形」を見せて欲しいのに、
撮影者の趣味ばかりが前面に押出された作りになっていたような気がする。
具体的にはモノクロの写真、色を加工した写真がやたら多い(色が分からない)、
人形の全体図ではなく、何故か局所だけを細切れにした写真、
わざと画像をぼやけさせた写真が多い(全体像が不明)など。
一枚の写真を前に「これは一体どの人形の何の部分なんだ…」と首を捻ってしまうことも。
撮影者さんの個人写真集なら、アート的な表現の一つとして有りかもしれないが
「人形写真」目当てに買った人間としては、正直この表現手法、かなり邪魔。
普通に、カラーで、人形の全体図が分かるような写真集なら良かったのに、と思う。
この本に収録されている人形の写真を、「義躰少女」の写真家さんで
撮り直した本を出して欲しいかも知れない。
表紙や全体的な雰囲気はとても美しいが、矢張り写真集としては残念な部分が残る本だ。