登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
43 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
アメリカ資本主義の父,
By
レビュー対象商品: フランクリン自伝 (岩波文庫) (文庫)
ベンジャミン・フランクリンはアメリカ資本主義の父とも言われる存在であり、その多方面での活躍ぶりを自ら書き記したのが本書である。18世紀のアメリカには高等教育を担う大学は十分ではなく、ラテン語学校が中等高等教育を担っていたともいえる。フランクリンは、ボストンに生まれ、この地で教育を受け、兄の印刷所を手伝いながら成長してゆく。17歳のときにボストンを家出同然に出奔し、フィラデルフィアで苦労を重ねながら、印刷所を起こし、成功を収める。その一方で植民地の内政にも関与し、後の独立戦争にも関わる。フランクリンの成功の影には、本人の才能もあるが、ブレーンを大事にし週1回の勉強会を開催するための会員制図書館Library Company of Philadelphia(現在は研究図書館として現存する)を運営したことであろう。これは後の独立宣言が起草されるさいにも大きな役割を果たす。他にも電気の発見に繋がる様々な実験やインディアンとの紛争調停や内乱を経験しながらも、アメリカ独立前後の国政にも、植民地宗主国イギリスとの交流にも大きな役割を果たす。本書は息子と彼の子孫のために書かれたものである。しかし、フランクリンの成功談としての本書は、のちにドイツの社会学者マックス・ウェバーが主著「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」に援用したとおり、アメリカ資本主義の原点とも言われている。昨年アメリカでは新たなフランクリンの伝記が刊行されたが、本書を読んでおくことで18-19世のアメリカ史、アメリカ資本主義とアメリカの宗教史として読むことも可能である。フランクリンの墓所は、フィラデルフィアのクエカー教徒の墓所に道を隔てて眠る。また東隣にはアメリカ財務省の造幣局(硬貨のみを鋳造)に近い。彼は紙幣を考案した著作が最初のものである。彼の生前の著作は上述の会員制図書館がすべてを収め、直筆の原稿をまとめた文書The Papers of Benjamin Franklinは、イェール大学スターリング記念図書館文書編纂室がインターネットで全文を公開している。 フィラデルフィアの街並みを思い出しながら、楽しく読めた自伝であった。
35 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
☆知恵の宝庫☆,
By
レビュー対象商品: フランクリン自伝 (岩波文庫) (文庫)
ためになる本を読もうと思い手にとったのですが、面白くて引きずりこまれました。著者は人格者として知られていますが、生活の些細な事まで書いてあるため思考過程も理解しやすく、300年も前に生まれた人の自伝とは思えない読みやすさです。全体的に明るく「私もがんばろう」という気にさせてくれます。そしてなんと最後に「貧しいリチャードの暦」から作られた「富に至る道」まで載ってます!!! 高校生・大学生にお薦めです。人生の大きな選択をする時に指針となることでしょう。
24 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
徳の身につけ方,
By
レビュー対象商品: フランクリン自伝 (岩波文庫) (文庫)
13徳で有名なフランクリンの自叙伝だ。勤勉で極めて合理的な考え方が随所に現れている。 箴言的なものいいも興味深い。 「確かなことでも確信なげに話せ」 「不遜な言葉には弁護の余地がない」 「一度面倒を見てくれた人は進んでまた面倒を見てくれる。こっちが 恩を施した相手はそうはいかない」など。 また13徳に関しては、「完全に道徳を守ることは、同時に自分の 利益でもあるというような、単に理論上の信念だけでは過失を 防ぐことはとうていできない。〜まずそれに反する習慣を打破し、 良い習慣を作ってこれをしっかり身につけなければならない」 と述べている。 そして徳を身につけるための具体的な方法が綴られる。 毎日、手帳のチェックシートを使って徳を身につけるそのやり方は、 日本人からすると違和感を覚えないではないが、確かに合理的な方法 ではある。 いかにもアメリカ的、プラグマティズム的だが、凡人が良い習慣を 身につけようとする時、最も効率的な手段かもしれない。 フランクリンの13徳の身につけ方についてはいろんな本が出て いるが、やはり元となっている本書を読むことをお勧めする。 その方が背景にあるフランクリンのものの考え方も分かるからだ。 時間のない方は13徳の部分だけ拾い読みするのもいいだろう。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0
努力の尊さを改めて感じさせられた
著者が本書の中で説いている最も重要なこと、それは絶えず努力を続けていくこと。... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: agresion
5つ星のうち 3.0
偉人の偉人たる所以
自伝(回顧録)で、思い通りに書いているので、自ら述べている様に、 彼は傲慢で自信家に感じた。... 続きを読む
投稿日: 2009/4/26 投稿者: ぷーまん
|
|
|
|