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最も参考になったカスタマーレビュー
16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本語訳の本が出たことに意義がある。注の多さは読み方次第。,
By サイエンス (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: フラットランド (単行本(ソフトカバー))
注が多いという方がおられるが、気になった部分の注だけを読めばよいはずである。注を最初から一つ一つ読む方はおられないはずである。むしろ、今までの日本語訳の本が事実上絶版となっており、古書では1万円近く(薄っぺらの本なのに)する現状に対し、普通に入手できる日本語訳の本が出たことを喜びたい。今までの日本語訳が直訳調で堅かったのに対し、プロの翻訳でわかりやすくなったし、丁寧な注を参照できることで星5つだと思う。
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
高次元世界を感じる入門書の古典。しかし、この編集は読み難い…。,
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レビュー対象商品: フラットランド (単行本(ソフトカバー))
最初の出版が1884年といったら125年前。今でこそ、ひも理論から高次元宇宙が予測されるようになり、最近の宇宙物理学関連の書物で「多大な影響を与えた素晴らしい文献」と引用されて脚光を浴びるようになった当該本は、二次元世界の人達に三次元(以上)のことを説明しようとしたらどうなるかといった切り口を手始めとする物語になっています。最近のように、11次元空間の中に我々3-4次元が浮かんでいるのかもしれないとするブレーン宇宙論や、多次元は小さく丸まっていてカラビーヤウ空間になっているとか、具体的なイメージがさっぱり持てないのですが、この本のように3次元を常識的感覚として持ちつつ2次元世界を考えていくのは良い入門になると楽しみにこの本を購入しました。 しかし、結構読み難い本でしたね。というのは、フラットランド自体の物語はシンプルで楽しいのですが、この物語の奥底に流れる数学的な意味合いや多くの科学者に影響を与えた意義付けも大いに知って欲しいといった感じで制作・編集者による意欲作に仕立てあげてしまっており、物語以外の部分が極めて大量かつ仰々しく、素直に物語を楽しめない本でした。 だいたい、物語が始まる前の「はじめに」「まえがき」で84ページ! その後も物語が3ページほどで1章が終わると、その都度詳細な説明文(作者の意図や背景、算数的な意味合いや科学的な意味合いなど)が5-8ページほど登場。図形などもたくさん出てきて、幾何学などの解説が続きます…。 製作者側がこの本が表現しようとする「深さ」を知ってもらおうとする意欲は良く分かるのですが、物語を素直に読んで「空想」などを楽しむといったところではなく、物語が細かく切られては小難しい解説文を延々と読まされます。 フラットランドという次元にかかる物語を楽しむというより、この物語をつまみにして代数幾何学を勉強したいといった人向けかな。大量の解説を書いているのは数学者。なんだか何を狙っているのか分からない仕上がりの本になってしまいましたね…。
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