主人公のエロのない家族ものです。主人公の成長物語。
小さい頃から相手の深層心理が旗フラッグとして目にみえてしまう聖は、異母兄と暮らすひきこもり中学生。奔放な父は数年前に家をでて帰ってこない。聖にとって兄はただ一人フラッグがみえない落ち着ける人。(結構兄も家をあけるが。)聖は友達と、周りの大人が話したがらない父のことを調べ始める。兄が聖に対してもっていた感情とは聖が思ってもみなかったものだった…。
「自分の居場所はここでいいの?」「自分の帰るべき場所はどこ?」それは待っている人のいるところ。愛する人のいるところ。藤たまきさんの描く話は「人生」とか「愛すること。支えること。」とか、ただの恋愛成就ものではない、深いものがあるので大好きです。主人公以外のキャラクターの性格のかきこみかたも丁寧です。