今日近所の映画館でフラガールが最終日だったので、2度目を観にいきましたが、2度とも涙をこらえることができませんでした。変ないい方だが、悲しい涙でないのが嬉しい。これは映画中のセリフのように女性たちの強さに圧倒され、皆がいい女になっていく素晴しい物語です。どこかで観たようなストーリー展開が多々あるかもしれませんが、炭鉱が閉山になっていく中で新しい事業を起こそうとする実話がベースになっているので、重みが違います。かといって、沈痛な映画ではない。女性たちは悲しい時にも「スマイル」で健気に頑張ります。それは、集団でのダンスの迫力、蒼井優や松雪泰子の稽古場での切れ味ある踊りに集約されます。蒼井優−この人は将来大女優になるでしょう。松雪泰子−これまでお高くとまった女性の印象しか持っていませんでしたが、男湯にまで乗り込む熱演にびっくり。一皮むけた感じですね。炭鉱で働くことの誇りを最後まで持ちながらも、娘・妹の熱意を無駄にすまいと努力する冨司純子・トヨエツの好演。そして飄々とした持ち味で事業を推進する、岸部一徳−この人の出る映画にまず駄作はないことを本作でも証明してくれました。そして感動を盛り上げるジェイク・シマブクロの軽やかな音楽。個々のシーンとしては、ラストはもちろん、駅で先生を見送る場面は、屈指の名場面として観る人の記憶に残るでしょう。今からDVDの発売が待ち遠しいです。