20年前に観たJAZZ映画「ラウンド・ミッドナイト」で主演のデクスター・ゴードンが、
『歌手はドラムスではなくベースを聞け...』と女性歌手に話していた。
あれから、女性歌手がベースを演奏しながら歌えば…とずっと思っていた。
昨日、新宿でニッキ・パロットのライブを堪能した。
ベースを抱え込む、若々しくふくよかで透通るような白い腕が、
歌声と濃厚に絡み合って力強く&繊細に躍動し、(ジャケット写真以上に)セクシーだった。
歌だけだったら、あるいはベースだけだったら、
タイトル曲の「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」や「すてきな貴方」のもつ刹那さを、
彼女はここまで演じきれただろうか。
歌手はベースを「弾け」へ!
ちょっと退屈だったJAZZの魅力を広げてくれてありがとう。
前作同様、選曲にニッキ・パロットの上質なセンスが光っている。
これからの、もう1枚が楽しみだ。