邦題は分かり易くインパクトがありますが、少し大げさです。
原題はDAYS OF CREATION。
おそらく、フューチャー達が人工問題解決の為に新たな惑星を作るというエピソードから付けられたものでしょう。
創造の日々、天地創造みたいな感じでしょうか。
それに絡む利害関係から暗殺計画がはじまるのですが、暗殺自体は数ページで実行されてしまいます。
物語はそれで記憶を失ったキャプテン・フューチャーと仲間達が悪事を防ぐ内容です。
作者はハミルトンではなく、ジョゼフ・サマクスンという方ですが、訳者が野田昌弘ですので違和感なく読めます。
相変わらず勧善懲悪な物語ですので、すべてフューチャーたちに都合良く物語は進みます。
危機に陥ると、新たな機械を発明し(作り上げ)のりきってくれます。
現代のSFでそんなことをしたら誰も相手にしてくれませんが、読者はそれを楽しみにしているわけで、悪いところはひとつもありません。
読書、特にSFジャンルに娯楽を求めるかたには、十分満足できる作品です。
でもがちがちのハードSFファン、古典SFを認めない方は読まないでね。