自分の子どもが思春期に入り、「フツー」とか「別に」としか言わなくなり、
こちらからすると当然と思うような感覚(テスト前には勉強するとか、できないと
焦るとか)がない様子に、どうしてこんなことに?と悩んでいたところ、新聞での
紹介を見て、購入。
「思春期をめぐる冒険〜心理療法と村上春樹の世界〜」で、この著者のファンに
なっていたこともあって引き込まれるようにして読みました。
すごい。そうだったのか!と目からウロコ。
そして職場の、妙にさわやかなんだけど、責任感や葛藤というものと無縁の新人たちの
こともすごく理解できました。
決して単純明快な答えを出すのではなく、最近の子のダメなところをあげつらうのでもなく
どこまでもその人たちのことを理解しようと必死な著者の視線に非常に好感が持てます。
中年女性にとっての冬ソナの意味とか、ジャニーズアイドルのことなども詳しく書いてあって
苦しみから解放されるだけでなくて、とっても楽しめる本です。