当時、誰かがやらねばの木曜9時、やるならやらねばの土曜8時と言えば夢中になって楽しませてもらったウンナンの正に代表作が遂に復刻です。近年の芸人の身内的トーク主体のちまちましたバラエティとは全く異なる大掛かり、パロディ主体の作りこんだコント満載のウンナンの真骨頂が味わえる作品と言えます。ウンナンのパロディ主体のコントは時代が経つと元ネタが分からなくなってつまらなくなる傾向があるが、さすが、ウンナン!抜群のキャラ造形力で元ネタを知らなくても抜群に可笑しい。また、ウッチーチェンで見せるウッチャンの抜群の身体能力も凄いの一言。当時この人スゲー!と驚嘆したものだ。今見てもこれは凄い。どうもダウンタウンとともに新時代の笑いを切り開いてきたのに、ダウンタウンと比べるとお笑い論的に語られることのない存在のウンナン。ダウンタウン松本以降の毒舌フリートーク&アドリブ至上主義がバラエティ界の共通認識となってしまったため、ウンナンのパロディ主体の窓口の広い笑いは軽視されてしまう残念な傾向があるが、彼らの笑いは毒舌や人を貶して笑いを取ることは一切なく動きとキャラクターの作りこんだ脚本でのみ笑いを構築していく姿勢は見習うべきものがあるだろう。とかく一般の客は笑いに対して毒があれば妙に評価する悪い傾向があるが、毒の一切ないこの番組でのウンナンのコントは今見ても非常に魅力的であることを再認識させられるだろう。ウンナンって本当にコントが好きなんだなあと思わせてくれる。