心のメンター、ブライアン・トレーシーの本。
あちこちの本でブライアンが言っていることが本書でも繰り返されますが、
その集大成が、みごとな翻訳でわかりやすく整理されているといえます。
人生の目標を決め、生きる価値観の軸を意識し、必ず紙に書き出し、
そして、わきめもふらず一心不乱に働く。誰よりも働く。
そうすれば、あなたの価値観(金?愛?知性?充実した生活?)を
まっとうし、幸福になることができる・・・。
ベースは、「人生のフライトプラン」とカブりますが、本書は
もっと「人生の成功の黄金ルール」的な書かれ方になっていて、
実用的なこと、この上ありません。
ただし、他の書籍にもいえますが、ブライアンの提唱する人生に対する姿勢は
相当に禁欲的なピューリタン思考が垣間見えます。もっと言えば、神の祝福が
その背景にあるように見えます。そういう意味では、彼の姿勢「正直に懸命に」
働くことが、成功につながる、という哲学に、今の日本人がどれだけ賛同できるのか。
ちょっと疑問ですが、これを読むと、生きるエネルギーが沸き、普段すること
のない、「責任を持つ自分の人生を、真正面から考える」という、誰も教えて
くれない、大変重要なテーマに向かい合う勇気と知恵を与えてくれます。