レビューのタイトルは、本書の中の印象深い一節です。
原著は1996年に出版されていますが、少しも古さを感じさせない
一貫した主張。フォーカスして成功した企業と、多角化など、フォーカス
できなくて凋落した(そしてその後よみがえった企業もあるが)企業の
数々の戦略の分析。
とにかく、主に米国に本拠地を置く企業ですが、
とにかく、驚くほど、多岐にわたる業界、業種が登場。ハイテク関連から
ビール、おもちゃ業界まで、実名企業がいっぱい登場します。
最後の「効果的にフォーカスするための15原則」の中で、フォーカスは
国にも必要である、というくだりは、書かれているのは米国の例を挙げて
ですが、日本にも思いをはせてしまいます。
栄枯盛衰、成功した企業と凋落していった企業の戦略の違いを
フォーカスという概念で徹底的に分析した、読んでおいて損はない
一冊です。