「本を読めば成長できる」 それは完全な思い込みです。
冒頭にあったこの言葉に、はまりました。
『「本を読む」という作業にだけ気を取られて、「啓発された気分」と
「高まっているイメージ」に浸って時間を浪費している人がいます。』
・・・うーむ、それになりかけているかも。
この本は、目的に徹底的にフォーカスした、要領の良い読書、を提唱しています。
むやみに「速さに頼る」ことは「ナンセンス」であり、多読することで逆に
考えなくなることを戒めながら、具体的な内容のある読み方を技術的に教えてくれます。
猛烈なスピードでページをめくり、右脳に理解させる、というような
難しい技術ではありません。目的に応じた読み方、しっかり理解するための
3回の重ね読みなどを勧めつつ、目の動かし方などの具体的な練習方法が
記載されています。がんばって読もうとするほど、頭に入らない、そのメカニズム
の紹介など、興味深い解説も面白いです。
読書論の基本書に入れられるべき、良書だと思います。