1970年代の第2期RETURN TO FOREVERからA・ディメオラを除いた3人による2枚組のアルバムだ。
1枚目は3人が09年にツアーを繰り広げたライブ版。C・コリア、S・クラーク、L・ホワイトの3人によるアコースティックジャズは、80年代初めに、2フォーンを加えたカルテットによる
Griffith Park Collectionがあるが、そこではストレート・アヘッドなジャズを展開していたのに対して、本作はスタンダードやチックのオリジナル作品を中心にした「チック・コリア=アコースティックトリオ」の演奏になっている。スタンリーの超絶テクニックの生ベースが堪能できるのも嬉しい。
2枚目はその3人に第2期RTFの最初のギタリスト、ビル・コナーズやジャン=リュック・ポンティ(vl)、チャカ・カーン(vo)がゲスト参加したスタジオ録音版。B・コナーズのドライでハードなプレイは私的には嫌いでなかったが、往年の力強さが影を潜め期待はずれ。その代わり、J-L・ポンティの軽妙なバイオリンがチックらのトライアングルにうまくマッチしている。