フォレスト・ガンプは私に大きな影響を与えました。
というのも当時小学生だった私がテレビ放送されたこれを見て、初めて映画で感動して泣いたんです。
世の中には最高傑作と呼ばれるものがいくつもありますし、私もたくさんの面白い映画を見てきましたが、フォレスト・ガンプだけは私にとって他作と比較できない揺ぎ無い最高傑作に位置しています。
一言でいえば別格ですね。評価の基準がフォレスト・ガンプ専用になってます。
それだけ素晴らしい映画だと思いました。
当時は感動してしまった理由がわからなかったんですが、最近また見直してなんとなくわかってきました。
これは無駄なシーンが一切無く、テンポと構成が神レベルなんだと思います。作中では主人公のエピソードがいくつも登場してきますが、それぞれが次のエピソードと明確につながってて、
止まることなく水が流れるように進むストーリーを見ているうちに、自分自身が本当にガンプの人生を追体験している心地になってきたんです。
また、ストーリー全体がフォレスト・ガンプの視点で進行するので感情移入しやすくなり、今では斬新だったと思います。
ガンプは少し障害を持っているんですが、彼の友達の女の子が父親から性的な虐待を受けていたとき、
それをガンプは「彼女は父親によく愛されていた」と語るんです。上手いなぁと思いました。
大嵐の中にぼろいエビ採り船で車いすの親友が「沈められるものなら沈めてみろ!」と笑いながら雨降る大空に叫びまくるシーンは、ガンプの歩んだ人生と被って本当にその通りだと心に静かにきました。
さっきも言いましたが、この映画は一人の人間の一生を追体験できる完成度を持っています。だからこそ、
この映画の3時間ぐらいの収録時間は、見終わった後にはそれだけでは計り知れない大きさを持ってあなたに帰ってくると思います。
たいていの映画は一度見てしまえばそれっきりということが多いですが、これは何度でも見たい。ショーシャンクの空はじっと余韻を残しましたが、フォレスト・ガンプは素晴らしい涙がでます。
感動・神秘的・美しい・泣ける・人生の楽しさ、などの要素の頂点であり、もはや映画ではなく一人の人生と同等の重みを持っている映画です。
そうさせている完成度が今後もこれを不変のものにするでしょう。