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フエンテス短篇集 アウラ・純な魂 他四篇 (岩波文庫)
 
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フエンテス短篇集 アウラ・純な魂 他四篇 (岩波文庫) [文庫]

カルロス フエンテス , 木村 榮一
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「…月四千ペソ」.新聞広告にひかれてドンセーレス街を訪ねた青年フェリーペが,永遠に現在を生きるコンスエロ夫人のなかに迷い込む,幽冥界神話「アウラ」.ヨーロッパ文明との遍歴からメキシコへの逃れようのない回帰を兄妹の愛に重ねて描く「純な魂」.メキシコの代表的作家フエンテスが,不気味で幻想的な世界を作りあげる.

内容(「BOOK」データベースより)

「…月四千ペソ」。新聞広告にひかれてドンセーレス街を訪ねた青年フェリーペが、永遠に現在を生きるコンスエロ夫人のなかに迷い込む、幽冥界神話「アウラ」。ヨーロッパ文明との遍歴からメキシコへの逃れようのない回帰を兄妹の愛に重ねて描く「純な魂」。メキシコの代表的作家フエンテス(1928‐)が、不気味で幻想的な世界を作りあげる。

登録情報

  • 文庫: 240ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1995/7/17)
  • ISBN-10: 4003279417
  • ISBN-13: 978-4003279410
  • 発売日: 1995/7/17
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
幻想文学好きな方にはぜひおすすめします!

個人的には「純な魂」がお気に入りです。
妹の回想と兄の手紙との間を行き来する描写の空気感、、、。
妹の語りは静かで穏やかなのだけど、徐々に彼女の気持ちに気付く読み手。
それによって緊張感が生まれる中、穏やかなままの語りは続く...。何が起こる?そして結末は?
いやぁ、どきどきしました。

「アウラ」の暗がりの中の、ときおりみせる光の描写。暗闇の中のハイライトの、輪郭のぼやけた感じ。
見えているようで見えていない、見えていないようで見えている、幻惑的な臨場感が伝わってきます。
これはちょっと男性好みなお話かな? でもきれいです。

他の作品もぜひ読みたいと思わせるに十分な短編集です。
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
完全なまでに隙のない短編集です。作者フエンテスはメキシコ人ですが、一般に思われている(私も含めてですが)「太陽・マッチョ・アミーゴ」的陽気な先入観とは全く重なり合いません。それでありながらメキシコという国の文化・歴史の魅力を遺憾なく発揮していると思います。厳しく残酷な物語、幻想的でエロティックな物語などが連なり、かなり独特な味わいを持っています。大人の読者はより深みを堪能することが出来ると思います。
このレビューは参考になりましたか?
形式:文庫|Amazonが確認した購入
収録六篇を分類すると、メキシコとは?メキシコ人とは?を問う「チャック・モール」と「純な魂」。長編「老いぼれグリンゴ」の系譜に連なる「生命線」と「最後の恋」。そして幻想的色彩の濃い「女王人形」と「アウラ」といったところ。フエンテスの多彩な特徴がよく出た短編集。わたし自身の好みは、アイデンティティの問題を浮かび上がらせた「チャック・モール」と「純な魂」。「チャック・モール」のメキシコとキリスト教に関するくだりなどには、ハッとさせられた。木村榮一氏の解説によれば、本書は短編集『肉体と供物』から選び出したものとのこと。各作品の発表年は、チャック・モール(1954年、短編集『仮面の日々』より)、生命線(1958年、『空気の澄んだ土地』の一部)、最後の恋(1962年、『アルテミオ・クルスの死』より抜粋)、アウラ(1962年)、女王人形、純な魂(1964年、短編集『盲人たちの歌』)となっている。
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