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31 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
フェルメール作品に興味を持った人なら購入して損無し,
By アオザイザク2R1 (ベトナム) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: フェルメール全点踏破の旅 (集英社新書ヴィジュアル版) (新書)
綺麗な写真で作品を知ることができ、良い文章でその時代背景、解釈の仕方、まつわるエピソード といった知識を得られる。 この本以外のフェルメールの本は読んだ事はないですが、 入門編ということで考えれば間違いなく星5つ。 内容は入門編以上の魅力がありますが。 フェルメール、または絵画に興味ある向きには間違い無くお勧め。 図書館などで借りるより、購入して側に置いておきたい一冊と思いました。 休日のちょっとした合間に、パラパラと読み直してもいいし、 いつかこれらの作品がある欧州都市に旅行するときには絶対カバンに入れたい。 (サイズも手ごろ!) 文章内容はもちろん良いですが、それプラス、絵画の写真は綺麗だし、 紙も普通より白い光沢ある物で(だから写真が綺麗に見える?)高級感がある。 (ちょっと言いすぎ?) こんな良書がこの価格です。 シリーズ化して他の画家に関しての本も作ったらいいんじゃないかなと思います。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
新書にして濃い内容。オススメ!,
By
レビュー対象商品: フェルメール全点踏破の旅 (集英社新書ヴィジュアル版) (新書)
題名に旅とあるから紀行色が強いのかと思っていたが、良い意味で裏切られた。フェルメール以外の要素は削ぎ落とされていて、無駄がない。モナリザに目もくれず、ひたすらフェルメールを追い求める筆者には潔さすら感じられる。内容が絵、美術館、都市にフォーカスしている。さすがジャーナリストの筆者というべきであろう。 だからといって淡々としているわけではなくて、筆者独自の調査による考察としてよくまとまっている。 絵に含まれる愚意であるような、ないような、微妙な部分がうまく表現されていると思った。だからといって、自論の押し付けではないから、想像豊かに読むことができる。 新書の形でコンパクトにまとまっているのもうれしい。オールカラーで紙質も良い。 本書を手にすれば、フェルメール巡礼の旅に想いを馳せること間違いないだろう。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
単にフェルメールの絵を訪ねるだけでなく、絵の中へ入っていく魅惑の旅の記録,
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レビュー対象商品: フェルメール全点踏破の旅 (集英社新書ヴィジュアル版) (新書)
2004年12月から翌年1月にかけて、欧州5カ国と米国に足を運んだフェルメールの作品巡礼記。フェルメールの真作の数が不確定であるのに加えて、盗まれて行方不明の絵、限られた期間に公開されていなかった絵、著者が既に観たという理由で旅の目的から外した絵と国もあるので、厳密には全点踏破の旅ではない。しかし、フェルメールの絵とされるもののうち、絶対に外せないもの(「デルフト眺望」「真珠の耳飾りの少女」等)を含む33点を網羅している。訪れた美術館のたたずまいやコレクションの成り立ちについての記述も丁寧。著者は、見事なカラー印刷で掲載された33点の各々に関して、来歴と絵の魅力(魅力の薄い絵もあるが、それは何故か)について思索を巡らす。光と影、色彩、寓意を解説し、絵の主題について先人の説を紹介しつつ、著者の推測を述べるが、断定調ではない。様々な考えを許容するオープン・エンドな、知的刺激を与える作品であることがフェルメールの魅力の一部だから、この態度は正しい。最後に、宗教的ではないだろうが、崇高なものへの献身が多くの人を惹きつける理由ではないか、と結ぶが、私も同意見だ。庶民の日常生活のさりげない静謐な時の流れを切り取って愛おしく思う、祈りに似た感情が込められているからこそ、フェルメールの絵は愛されるのだろう。 トロニーという言葉やダリがフェルメールを模写していたこと等を初めて知った。そういう周辺の話も面白い。33点の絵はデルフト眺望を除いて1作を1頁におさめ、見やすい。贅沢な新書だ。
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