美術館と本が大好きな女の子・ペトラと
暗号やパズルが好きな男の子・コールダーは
シカゴに住む、6年生のクラスメイト。
二人はひょんなことから親しくなり、
世間を騒がせるフェルメールの絵の盗難を調べるが。。
不思議なことアリの、ミステリー。
2005年のアメリカ探偵作家クラブのエドガー賞、アガサ賞の
児童書部門の受賞作。
フェルメールの絵の盗難や、コールダーの親友の周辺で起こる事件、
盗難犯人から3人の人物へ送られた手紙など
事件は複雑にからまりあっています。
その解決につとめるペトラとコールダーは、彼らの推理もさることながら
不思議な力に導かれるところもあり、
現実的な物語以外はダメという方にはおすすめできないかもしれません。
ただそのラストの終結はみごとで、読み始めの評価をぐっとひきあげる面白さです。
ただ難点をあげると、フェルメールの作品を扱っていながらイラストがないこと。
有名な作家だし、絵画の描写はされているので不可とはいいませんが
できれば作中にとりあげられている作品だけでも、図版があれば親切かと。
もう一点は、作中に登場するコールダーが親友とやりとりする手紙の暗号の
解読文がないこと。
解読方法は明記されているのですが、電車で読んでいたので困らされました。
ブラッド・ピットがプロデューサーで、映画化も決定しているようです。