著者によれば,フェミニストたちの考え方には矛盾や屁理屈(これを著者は「フェ理屈」という)がたくさんある。たとえば,外で働くこと,すなわち「働く女」であることに最大の価値を置くのがフェミニストたちだが,それは,実は,家父長主義の思想である。
「俺が働いて食わせてやっているのだ」という論理で家族を支配していた男の言い分と大差ない。「稼いでいる者がえらい」という論理に対抗して「では私も働いて自立しよう」という考え方が生まれてきたのが,よく分かる。
著者は女子大の教授である。親夫婦のありかたは娘の考え方にはっきり影響をおよぼすといっている。
母親が専業主婦で父親がその母親を対等にあつかっている家庭の娘は,まず絶対にフェミニストにならないが,父親が家父長主義的で母親がそれに従属しているような家庭の娘は,ほぼ確実にフェミニストになるという。
「フェミニズムの禍根は,『日本的』な男性と,それと同じ価値観をもってしまった女性たちによって生みだされたのである。この間違いの根源をまず正確に認識することによって,われわれは正しい道にたち戻らなければならない」。
フェミニストたちの個人単位の考え方と「働け」イデオロギーについて,フェミニストたちの実名をあげて批判していく。難点は,著者の前著『父性の復権』(中公新書)を読んでいないと分かりづらい個所が多々あるところで,著者も随所で,参照してほしい,と書いている。 (フリーランスライター 杉山 由美子)
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私自身、大学で女性学を学び、
そして男女両方の子育てを通じて、「フェミニズムの間違い」に気が付いてきました。
また、カルト宗教からの脱会活動を手助けする活動にもかかわってきました。
そして、カルト宗教と、一部の女性セミナーの構造は良く似ていることに気が付きました。
1「女性も働くべし」という「あらかじめ決められた結論」があることを巧みに隠して勧誘。
2次第次第に現実生活の不満を高ぶらせるようマインドコントロールを行います。
3準備が整うと、就職の為に「履歴書を書いて来る」課題が出されたりします。
4家族に摩擦が起きてくると、講師は喜びます。自分達の仲間が増えたからです。
地域社会に貢献していた専業主婦を「スーパーのレジ打ち」に仕立てて
「一丁上がり!」というトンデモな「女性セミナー」が今、公民館など横行しています。
(PTA活動等社会活動よりも、私企業の利益の為に働かせるのが良いことなのでしょうか?)
これらの「トンデモ女性セミナー」のマインドコントロール対策(ただし初期のみ)として、
この本は有効だと思われます。
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