石井さんのファンですが、残念な本でした。今まで石井さんが展開してきた素晴らしい持論を、ご本人で素晴らしく否定している1冊。本当にご本人が書かれているか疑問がわくほどに。アフォーメーションは日本語では駄目です、という今までの内容を覆す内容。日本語でアフォーメーションの素晴らしさを唱えてきたのに。石井さんの著書内で、潜在意識は、無いものは理解できないという素晴らしい考え方。潜在意識はある言葉に紐付けられる過去の経験、感情をもとに顕在意識を操るのであれば、英単語の意味さえ知らない人がどうやって言葉の意味通りの内容の感情を潜在意識、顕在意識に働きかけることができるのでしょうか? 緊張するな と自分に言い聞かせても緊張してしまうのは、緊張という言葉に反応した潜在意識が、過去に自分が緊張した場面を呼び覚ましてしまうから。この理論が根本であるなら、どうやって潜在意識は今まで意味すら知らなかった英単語に対する感情を呼び覚ますのでしょうか? I have confidence という英文を唱えて、意味すら知らない人が自信に満ちた感情に浸れるでしょうか? (和文)私は自信がある (英文)I have confidence どちらの言語が自分の心に響くか、自分の心にきいてみるといいかもしれません。この英文で自信をつけたいのなら、過去に自分が自信に満ちていた場面を思い出しながらconfidence、confidenceと呟いて言葉と感情を結び付ける必要があると思います。 日本語は確かに言葉の彩があり、曖昧な表現を生む言語ではありますが、それが故、微妙な感情表現を可能にする美しい言語だと私は思います。何でも米国に右に習えでは、いつまで経っても米国人のような自信に満ちた折れないアイデンティティーを形成することは出来ないでしょう。