イタリアのメロスピバンド、スカイラークの7th。
女性Voキアラ嬢加入後の2作目となる本作は、前作「WINGS」で失った
疾走感を取り戻した、ある意味では彼ら本来のメロスピサウンドとなった。
お世辞にも上手いとはいいがたいこの女性Voを前面に押し出してきたことで、ある意味、勝負しにきた感があるが、クオリティの方は正直言ってまったく進歩していない。
むしろレコーディング用のドラマーの技量不足が露呈されており、脱退した以前のドラマーが叩く8以降が安定して聴こえるという有り様。
そんな中、3の日本向けボートラ曲「Mt.Fuji」のシンフォニックさは
このバンドのひとつの可能性を提示しており、また10分以上の大曲の5や、「赤ずきんちゃん」をコンセプトにした8などにはそれなりに光る部分がある。
マイク・オールドフィールドのカヴァー“Moonlight Shadow”などもEDENBRIDGEを思わせる女性Voシンフォメタルとしてなかなかのものであるが、全体的に見れば「DVINE GATE I、II」の頃よりも楽曲、演奏共に勢いが落ちているのは否めず、ルイス・ロヨのジャケとキアラ嬢の水着カードだけが売りというのでは少々悲しい…