ソードワールド2.0では『ミストキャッスル』に続くストーリー型シナリオ第2弾だ。このジャンルではグループSNEは定評あるだけに、好評だった前作をも凌ぐ出来栄えとなっている。
シナリオ量の充実ぶりは前作を上回る。多種多様な妖精に巡り会える冒険は楽しい。この設定にこの妖精の名前を付けたら原典ぶち壊しだろう、と突っ込むのは野暮と言えよう。ソードワールド2.0は既存のイメージにとらわれない野心的な設定が売りなのだから。若いユーザーは古典に触れないから、原典と食い違う名前を付けてもプレイ時の共通認識の妨げにはならないのだろう。
システムが変更されている点は、単純に改良改善と言い切れるか賛否あろうが、単なる前作の焼き直しに留まらない工夫だろう。
前作同様、多人数の普通のセッションでもソロプレイでも対応できて、繰り返し繰り返し遊べるので費用対効果にうるさ型のユーザーも満足するだろう。
些末なことだが、シート類が三カ所に分散した上いずれも拡大コピーが必要、と使いにくい。どうせPDFファイルのダウンロードサービスをやるから使わせなくても構わないということなのだろうか?