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例をあげれば、「吸血鬼」という存在の設定からしてそう。ライスの吸血鬼は多くがかつて人間であり、人では無くなってからもその心を持ちつづけている。人間だった頃の自分をとどめているから、人を殺すことにジレンマを感じるのだ。だが本作の場合、「彼ら」はそもそも、人間であったことすらない。全く別の種族なのだ。見た目や能力も、どうみても人間より優れているし、彼らにとっては人間など食料に過ぎない…
そんな存在と、対等な立場での共存なんて可能なのだろうか? これはそういう物語だ。
もしあなたが「そんなのできるの?」と素直に疑問を感じるなら、ぜひ読んで欲しい。これは紛れもなく稀有な友情の物語だから。
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