私は本書から、生命や健康の極意について多くのヒントを得た。たとえば、健康とは、生命体に精妙な量子コヒーレンス(整序)があり、DNAから生物光子が放出され<ない>ゼロ・バランス状態であること。そして、最適のコヒーレンスとは、カオスと秩序のあいだにある、自由な即興演奏ができるような、やわらかいシステムであること。
また、うまく達成される「祈り」とは、強い祈りではなく、むしろ「弱い」物静かな祈りであること。同様に、すぐれたヒーラー(療法家)とは、みずから相手を治そうとするのではなく、より大きな力が癒してくれるようにするだけの介在者(エージェント)であること。
こうした無の境地が、ゼロ・ポイント・フィールドという最先端科学によって明かされていることに感動した。なお、私が本書を知ったのは畏敬する哲学者の内田樹氏が、ブログ日記で本書を参照しながら、「コヒーレンス合気道」について語られていたからだ。合気道の極意と量子コヒーレンスがつながるとは! 本書のテーマはじつに奥が深い。