変わらず軽妙な伊坂節が展開されています。単にフィクション(小説)と読んでも面白いですが、
モノの考え方(発想)訓練として味わうのも、また伊坂作品の楽しみ方のひとつです。
・マンション建設に反対するためにプラカードを掲げているのか、それとも?
・風習、言い伝えは「なにか」を隠すための方法だったのでは?
本作品では表題作「フィッシュストーリー」がやはり心地よい。
例えば、今こうして書いているレビューを誰かがを目にして、伊坂幸太郎なんてまったく知らない人が興味を持ったとする。本屋に足を運んだが、店頭には一冊しか在庫がない。同時に手を伸ばす人が隣にいた。それは異性。これをきっかけに二人は恋に落ち、結婚、子どもを授かる。そして、何10年か後、飛行機に乗っている時、「あれ」に出くわす。
その時、ひとこと言ってもらいたいな。
「礼なら、アマゾンのレビューに」と。