「オーシャンズ」仲間のソダーバーグ&クルーニーが、「ボーン」シリーズの脚本で名高い
T・ギルロイを迎えて撮ったこの作品。オスカレースにも絡んで、T・スウィントンが
助演女優賞を取ったことも記憶に新しい。
全米配給は「オーシャンズ」繋がりでワーナーブラザースなのだが、日本では東宝から
発売されている。今回のブルーレイ化で素晴らしい状態で世に出たことは目出度い(笑)。
しかし、特典映像が少なく(音声解説は充実しているが)、これがワーナー発売だったら
メイキング映像とか入れてくれたはずなので、そこいらがちょっと残念。
G・クルーニーは本作で借金まみれの「裏仕事師」を演じていて、邦題ほどカッコ良くないが
(メルセデス&仕立てのいいスーツは映えたけど)、時間軸を上手く使ったT・ギルロイの
演出もあって、ラストも鮮やかにハマった。
ティルダやS・ポラックの「ワル」振りも楽しいが、その内実は弱い人間性も見せていて
秀逸な脚本だ。
「オーシャンズ13」を挟んだ前々作の「さらばベルリン」がけっこうダメだったので(笑)
これで仕切り直した印象である。
それにしてもG・クルーニーはソダーバーグと組むことですっかり「オスカーほぼ毎年ノミネート」
俳優にのし上がったなあ。50歳になり、この先の10年がまた楽しみだ。
まあまた再結集した「オーシャンズ14」も観てみたい気がするけどね。星は4つです。