国立新美術館で開かれた「オルセー美術館展2010」で数々の名画を鑑賞し、休日には自分も絵画をしようと思い立ち、適切な画材を探しました。
色鉛筆による絵画の技法書を読んだところ、この色鉛筆の使用作例が多いので関心を持ち、購入しました。
「Made in Germany」の120色もの色数は圧巻で、眺めているだけでも楽しい気持になります。
描き味については、さすがに、長年にわたって世界中のアーティストに愛用されているだけあって、中軟質のほど良い硬さの芯で、ケント紙から中細目の水彩紙に素直な発色の色がのり、とても描きやすい色鉛筆だと思いました。
しかし、芯が中軟質ということは、筆圧を強くすると、どうしても鉛筆による描写の筆跡が残ってしまうので、筆圧を軽めにしてデリケートに重ね塗りをする工夫が必要だと思います。
素直な発色、ほど良い描き味、優れた耐光性、豊富な色数などで、及第点をつけた優等生的な色鉛筆ですが、過度な期待はしない方が良いと思います。
安く購入できても、国内では1本あたり240円するので「高級色鉛筆」との認識があるようですが、たとえば、アマゾン(アメリカ)では120色のこのセットが約半額なので、必ずしも高価な画材ではありません。
基礎デッサンの練習を重ねた人が使ってこそ、初めて、その長所が生かされる色鉛筆です。
120色もの色数の使い分けが面倒だと思う方は、「ヴァンゴッホ色鉛筆(60色)」、「三菱色鉛筆ペリシア(36色)」などの製品も検討したほうが良いでしょう。