メアリーJ.ブライジのライバルであり、長らくBAD BOYの看板女優であり続けたフェイス・エヴァンスがBAD BOYから移籍した第一弾アルバム。
今回では古巣参加のマリオ・ワイナンスが参加及びデュエットしている他は、完全にP.DIDDYの手から離れたようだ。
代わりにメイン・プロデューサーに配置されたのはタッチ・オブ・ジャズのIVAN BARIAS&CARVIN HAGGINSのコンビ。タッチ・オブ・ジャズでは最近アッシャー、アリシア・キーズ、マライア・キャリーやデスティニーズ・チャイルドなどを手がけて頭角を現してきたANDRE HARRS &VIDAL DAVISのコンビと対を成すコンビである。
その他にも2004年に全盛期を取り戻したジャーメイン・デュプリやネプチューンズも参加している。
アルバムの印象としては明るい雰囲気で、心地良いコーラスが冴え、リズムは弾けながらも落ち着きを保っているような感じだ。
おなじみのネプチューンズは調子ハズレのシンセを乗せながらもエレキピアノとドラムスはいつも通りで、そこにシャンテムーアかと思わせるハスキーなのに透明感を感じさせる多重コーラスが降り注ぐ曲がアルバムのスタートとなっている。
ジャーメイン・デュプリは去年からずっと調子が良いが、今回は捨て曲ではなく、しっかりとした美メロを提供。タイトル通りロマンティックなところに、シンプルだが重厚なお馴染みのジャーメイン・デュプリのドラムがリズミカルに弾ける好ミディアム。
そして何よりもアルバムトータルを任せられたIVAN BARIAS&CARVIN HAGGINSは音色多く繊細で凝った幅広い楽曲を沢山提供。ドラムはネプチューンズ風だが、アイデアは彼等よりもっと豊富。サンプリングも少し驚かされるがメロディをしっかり作っていて焦点がボケることはない。
最後にはサントラに収録されたTWISTAとのコラボレートが再び収録される。綺麗なメロディにTWISTAがライムし、さびではフェイスが感情を込めて熱唱する。
飛ばす曲のない珠玉の傑作。