アームストロング公認伝記の後篇です。
後編は1967年、アポロ1号の事故(宇宙飛行士3人が殉職)から始まり
「その時」そうアポロ11号の月面着陸&そして地球への帰還、そして
(書名の通り)「ファーストマン」となった宇宙飛行士を辞めたアーム
ストロングのその後を約500pの本文に収録しています。
やはり一番の読みどころはアポロ11号の発射から帰還までの部分だと
思います。その場の出来事や状況を事細かに述べた本文を読み進める内に
読者は「第4の乗組員」としてその場に居合わせた感を受けるのです。
又、そこに至るまで(アポロ計画そのもの)と、その後(アームストロングを
偶像に、そこまで行かなくてもその名声を利用しようとした世間)を描くことで
歴史的事件の当事者が個人レベルになるとどういった生活を送るのか?という点を
垣間見ることが出来ます。
宇宙開発史の一面としても(月に行くまでにどれだけの準備が必要だったか
とか、月で何をしてきたのか等)、そして一人間のドキュメンタリーとしても
読みがいのある一冊です。
上下で1,000pと厚いですが、それに見合うもの有りと考えます。