公開時に映画館で複数回見ました。
私にとっては久し振りにハマったとてもいい映画でした。
私の感覚ですが、多くの韓国ドラマ・映画の平均よりも
相当抑えめな感情表現になっているのは、
日本人にとって馴染みやすいポイントかと思います。
エピソードがやや多いですが、
全部が駆け足という訳ではなく、うまく緩急付けて効果的に編集されていたと思います。
女の一代記という体裁の映画なので、
一つの映画の中で、人間の成長につれて価値観や考えが変わっていくことが
受け入れられるかそうでないかで好みの分かれる映画かもしれません。
主役のソン・ヘギョはいつものCMスマイルを封印した凛とした姿が美しいです。
(照明さんが相当いい仕事しています。)
彼女の女優としての成長が見られるのもファンにとっては嬉しいところです。
あんな迫力のある女性を演じられるとは驚きでした。
相手役のユ・ジテも、長髪が良く似合い、いつになくセクシーです。
大道具・小道具・衣装・メイクなど、
細部まで細かく行き届いたセンスの良い画面作りに大変好感を持ちました。
赤を徹底的に排除し黒を効果的に配した画面は変な奇抜さが無く
重厚でありながら非常にスタイリッシュでした。
惜しむらくはその意図を完全に無視したポスター・DVDジャケを制作してしまった
日本の配給会社のセンスの無さに大変失望したので☆一つマイナスとします。
NHKで放送されているドラマ版に連動して売りたい魂胆なのでしょうが、
同じ人物をもとにした対照的な世界観を楽しむのが正解かと思います。