テクノポップサウンドと、ダイナミックなダンスで人気のPerfumeの1stライブDVD。
いまグングンと上昇気流にあるグループだけあって、歌にもダンスにも圧倒的な輝きを放っている。
魅力その1:中田ヤスタカによるポップ性抜群の楽曲
これは言うまでもないだろう。「渋谷系」以降の音楽家らしく、洋楽を完璧に消化してモノにしている。
具体的にいうと、コード進行やバックトラックを有効に使った曲作りであって、極端にメロディの起伏のみに頼ったJ-POPの対極にあるものだ。
その分メロディが平易でスケールが大きいから、リスナーは安心して曲の世界に入り込むことができる。Perfumeの音楽がダンス系なのに「癒される」という人が多いのは、こういった理由もあるのだろう。
魅力その2:ストーリー性・比喩性の強いダンス
Perfumeのダンスはとても個性的だ。振り付けの殆どは歌詞イメージからの連想で作られており、楽曲の世界観をふくらませるのに大いに役立っている。そう、ミュージカルやディズニーのステージのように、楽曲と振り付けが一体となって観客を魅了するのだ。
また、ダンスに日本のアイドルグループとしては異例なほどスピード感があり、とにかく「踊りっぱなし」という印象が強い。そのため、ダンス音楽なのに客席はノリノリには程遠く、一瞬たりともステージを見逃すことが出来ない。
魅力その3:彼女たちが真のパフォーマーであること
Perfumeの3人は常にステージ上で堂々としており、曲の世界に入りきった「演技」を見せてくれる。この点が、とかく「素の人間性」を露出しがち(しかもそれをウリにする)な昨今のアイドルとの違いだ。
だから中田ヤスタカの「人工的・未来的」なサウンドヴィジョンと相性が良く、相乗効果が生まれたのだろう。そして、彼女たちもそんな自らの役割・キャラを楽しんで演じているように見える。