このファンドリアの設定は、無法地帯に利権が転がっている状況で、
人がどう生きるかをリアルに現している。
各組織が利己のために覇を唱え、互いに利権を奪い合う。
敵組織との武力抗争は日常茶飯事であり、毎日が戦いのスリルで満ちている。
個人を陥れるためならば、どんな汚い策略も平気で行い、相手の心の痛みなど意に介さない。
無能は罪とされ、大多数の一般市民(敗者)は搾取されるだけの存在。
そんな中、弱者を守ろうとするごく少数の善人の地下組織が、絶望的な抵抗を画策する。
そんなカオスな状況を、ソードワールド風味でうまく表現されていると思う。
こういう自己主張の苛烈な世界においては、人間ドラマもより熱く盛り上がることうけあいである。
これまで小説やリプレイの舞台となってきた「架空の善人世界」よりも
ずっと「リアルな」世界での冒険をしたい人には、ぜひともファンドリアをお勧めする。