・ 資産運用会社の全体像を示そうという野心に燃えた、430ページに及ぶ解説書。証券取引所、投信協会、年金運用、運用ガイドライン、投信マーケティング、債券運用、デリバティブ、コンプライアンス、バックオフィス、システム、運用評価、と多くの分野をわかりやすく解説している。15人も執筆者がいるのに、調和が取れていることに感心する。
・ インフラファンドのような新しい分野や、投信の分配金原資の計算方法もカバーしており興味深く読んだ。また、システムの箇所では社内調整、行動規範の有効性、バックオフィスでのプロフェッショナル人員の不足とその危険性についてまで述べており、痒いところまで手の届く充実ぶりに感心した。基本的には運用会社社員向けだが、年金や投信の顧客にも有用。