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評者も1000万円ばかり現物株で運用している
なかで、日々参考にさせてもらっている。
例えば「心構え」「考え方」としてだけでも、
経済的には合理的だが心理的には抵抗を伴う
投資行動は超過リターンの源泉たり得る
(自分だけが特別に儲かるとしたら)
「損の引き受け手」は充分供給されるか?
といったアイディアはおおかたの局面で有効だろう。
具体的な投資方法も、バリュー投資、グロース投資といった
スタイルがなぜ有効なのかという論理的枠組みとともに詳解してくれる。
個人投資家が直接応用するにはむつかしい部分も多々あるが、
考え方の整理が自分自身の中でついていることが大切なのだ。
本書は「山崎ならではの示唆に富んだ叙述が光る」(木村剛、
「投資戦略の発想法」)一冊であり、どのような投資スタイルを
採るにせよ、かみしめて味わう価値は十分である。
ただし、ファンドマネージャーがどういうルールに基づいて
運用しているかは予備知識として知っておかないと理解が難しい
部分があろう。この点については「ファンドマネージャーの知恵」
(渡辺幹夫、同友館)を読んでおかれるようお勧めしておきたい。
本書の如き良質な参考書をよく読んで、「投資」の何たるかを
自らよく考え、納得してから実際の株式投資を行うようにしたい。
「15分ポーカーをやって誰がカモか分からなければ
あなたがカモなのだ」(ウオーレン・バフェットの名言)。
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