よくクラクソンズと比較されるが、曲展開の無謀さが初期クラクソンズのシングル群に近いかな?という程度。それ以上にリズムの多彩さ、曲想の思い切りの良さ、何よりあまり語られないがメロディーの良さが最近の新人バンドの中でも図抜けている。
エロール・アルカンのプロデュースも素晴らしく、傑作揃いの先行シングル群がアルバム全体の流れでも絶妙なピークに配置されていて、これはヘタなMIXCDを聞くよりもよっぽど盛り上がる。
どの曲も転調につぐ転調が盛り込まれているが、プログレやザッパ的な唐突さではなく、あくまでメンバーの快感原則に忠実にドライヴしていき、聞いててかなり楽しい。全編に通底するティンバランドが「走れコータロー」をカヴァーしてるような独特のリズム感にはバンドの卓越したセンスを感じる。
近い将来、プリンスやニルヴァーナ、ベックやレディオヘッド、ニューオーダーのように洋楽リスナーが一度は聞いてみようとする存在に化けるんじゃないだろうか。褒めすぎか?でも、それぐらいオリジナルな魅力を持ったバンド。んー…少なくともバウハウスぐらいリスペクトされるのでは?