今回の巻から表紙の雰囲気が変わってます。とてもかわいい。良のマジックには似合っている気がします。
マジックの雰囲気がかわいくて画面的にも「わっ!」という楽しい気分になりましたから。
さて前巻からの続きですが、鍵を開けることと世の中で当たり前になっていることを疑うこと。
開放されて、永遠に自由になりたいと思うこと。
それが幾重ものエピソードで語られていたんだなと気づかされました。鍵を開けた爽快感と共に
特に前巻の悔しかったシーンを思い出すとたまらない気持ちがこみ上げて、嬉しくてしかたなかったです。
それから、「CIRCUS FAMILY」では、駄目なタレントたちだけど良のファミリーのような
仲間ができてよかったです。良はずっとひとりだったようなのでみんなでいると嬉しそうだとこちらも嬉しい。
彼らにはそれぞれに苦しい胸のうちがあるけれど、良と共演して変わろうとしているところが微笑ましい。
良はいまや売れっ子だけど、売れない彼らと仲良くしてくれると不思議がったり。
そういう気持ちはよくわかる良だから、今後芸能界で売れていってもそれに流されないだろうと信じています。
しかし仲間の三人には過酷な状況が。
結末は次の巻になってしまうのですが、今回の最後の方の良の思いがせつなく胸がつかまれる思いです。
「〜冷たい淋しさに晒されて もう苦しみに耐えることができない心があるとしたら?」
良の力が他人の、自分の、人生を変えていくのかもしれない、と思うとドキドキしてきます。
とにかく読んでいると言葉がずしっとつき刺さるようですが、それが心地よくもあり。
登場人物のことが他人事とは思えなくて応援してしまうのです。