本編に関しては全く文句が付けようがありません。
オープニングのオーケストラ団員ひとりひとりの表情が実にリアルに伝わるところでまず驚きました。
強いて言うならオリジナルが綺麗になりすぎて、とても戦前の映画とは思えないほどの人工色(デジタルマジック)を感じる事。
気になりすぎて逆のストレスも感じました。
音も当時はSP盤の頃だと思いますが、音の歪みがよくぞここまでと思うほど修復されています。
古さを感じるという見解もありますが、時代からして古くて当然なのです。
問題は特典映像です。
新たに発見された文献による、ファンタジアの撮影技法についてのドキュメンタリーが初収録されていますが、
あまりに各シークエンスの解説がはしょられていてあれよあれよという間に進行してしまい十分理解できません。
せっかくの発見なのでもっと丁寧に見せてくれないものかと思いました。
ファンタジア2000と共にアメリカで初DVD化されたとき、3枚組THX-DVD BOXが出ましたが、
そこには「レガシー」と題された2時間40分にも及ぶ特典映像の専用ディスクが収納されていました。
初ブルーレイ化で特典映像も大いに期待していただけに、それが少々マイナスポイントです。
本編に期待されている方は、間違いなく満足できると思います。