ファミコンのすべてのソフト1252本がパッケージの写真入りで掲載されており、それだけでも感服に値するが、ページをめくったときに感じられるのは資料的価値のみではなく、人の想像力、そして創造力の圧倒的な力だ。それは、かつてのプレイヤーたち──ゲーム機が処理能力を上げ、ゲームが複雑になるのに比例するかのように人生も複雑になってしまった人々──に、忘れかけていたことを思い出させてくれるだろう。ファミコンの色数の少ないドット絵の中でも、プレイヤーたちは確かに世界を見ていたし、そこには必要なすべてのものがすでにあったのだ。
それにしても、「ドラゴンクエスト」シリーズの音楽をすぎやまこういちが担当することになったきっかけが「たまたまエニックスの将棋ソフトについていたアンケートハガキを氏が出していたから」(堀井雄二氏のインタビューより)というのは、いろいろな才能が垣根なく集まることのできた黎明期ならではの奇跡を教えるちょっとイイ話ではあるまいか。(安川正吾)
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しかし、それを当時の友人らと一緒に見たときに思い起こされるは、そこに自分がいたという記憶、その頃の思い出。
同じ時や経験を共有したもの同士でともにこの書籍を見た時、そこに記された情報量以上に自分の記憶から掘り返される思い出の多さに驚く。
これはいわば一種のタイムマシンである。
それぞれの書籍は異なったアプローチをしており、
ファミリーコンピュータ1983-1994は
●有名ソフトに多くのページ枠を割いている
●業界有名人(堀井雄二など)のインタビューを掲載
●(ファミ・コンプリートと比較して)安価
という特徴を持っています。
同時に、一定数のファミコンソフトについては数十本をならべたものを
1ページとする(しかもどれがどのタイトルだか確認しづらい)という
不満点もあります。
自分は両方購入しましたが、両方で双方の難点を補完しあっている
という感じですね。
どちらか一冊ということであれば‥難しいですが‥
自分はファミ・コンプリートを推奨します。