男の「見た目」に関する服装のハウツー本である。
最近この手の本がよくみられるようになったが、多くは女性視点のものばかりで、男性から見たものは少ない。この本の著者は男性だが結局は女性からモテたいという見た目で、全くビジネスには使えない。
著者は最後のほうで「流行に左右されにくい普遍的な服の選び方」を書いたと言っているが、どこに書いてあるのか理解に苦しむ。その証拠にいたるところに「10年前は・・・・でしたが最近は・・・・」「80年代は・・・・が流行しました」という表現が出てきており、今流行しているものにしろ言っているだけである。
しかも服飾の知識が無いらしくいたるところに間違いが書かれている。クレリックシャツやショールカラーコートが何か分かっていないようだし、スーツに関して、パワータイがよく分かっていないし、総丈、着丈、わたりも間違っている。書いていくときりがないのでやめるが、本を書くなら調べるくらいはしていただきたい。
「ドロップ寸8センチがベスト」とは体型も、型紙も考えていないのか、写真22を見れば一目瞭然で、ウェストを詰めたおかげで、第1ボタンを中心にシワになっており、裾が広がってしまい悪趣味なベルトが丸見えだ。
「ローライズ」だの「裾幅19cm」だの、「ジャケットの着丈は短め」などを勧めているがこれはタウンスーツであり、ビジネスには使えない。国内では、無関心か「流行のスーツを着ている軽薄なやつ」程度の印象であろうが、外国の人に会うときは「ゲイ」だと思われるので着ないほうが良い。
カジュアルではどんな格好であろうとよいが、ビジネスは国際的なルールが存在する。コンサルタントをするのなら、まず最低限の知識は勉強してからにしてもらいたい。