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ファッションの社会学―流行のメカニズムとイメージ (文庫クセジュ)
 
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ファッションの社会学―流行のメカニズムとイメージ (文庫クセジュ) [新書]

フレデリック モネイロン , 北浦 春香
5つ星のうち 2.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,103 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

ファッションをめぐる論説を紹介し、その成果と新たな方向性を探る。社会学のみならず、美術史学、記号学、心理学など学際的研究によって、この社会現象を捉えることが可能になる。

内容(「BOOK」データベースより)

ファッションを捉えるには、社会学のみならず、美術史学、記号学、心理学などの学際的研究によるところが大きい。本書は、服装をめぐるさまざまな論説を紹介し、その成果と新たな方向性を探る。さらに、イメージを媒介とする手法でファッションと社会との関係を浮き彫りにする。

登録情報

  • 新書: 154ページ
  • 出版社: 白水社 (2009/2/13)
  • ISBN-10: 4560509336
  • ISBN-13: 978-4560509333
  • 発売日: 2009/2/13
  • 商品の寸法: 17.6 x 11.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 梵太
形式:新書
ファッション(=モード)を対象に社会学してみようという著者の
発想がまとめられた本。厚さはそこそこだが紙の質がいいので見た目
ほどのボリュームはない(実質約150ページ)。行間も広いので、読も
うと思えば一気に読めてしまう量である。しかし、新書ということで
気軽に買うというのはお勧めしない。分量に反して内容はかなり濃い。
学術用語もわざわざ説明したりしていないので、分野的な知識がある人向き。
社会学辞典を傍らに置いたり、ネット検索しながら読むのもつらいかも
しれない。

本書内容を大まかに紹介すると次のようになるだろう。
まず、本書は3部構成がとられており、第1部「黎明期」、第2部「発展期」、
第3部「洗練期」と分かれている。ファッションに関する学者や知識人の
論を紹介しつつ、ファッションがどのように研究されてきたのかをまと
めている。そして、最後に著者の研究スタンスが述べられる。
そもそもファッションというのは近代の個人主義の拡大から生じた
ものであるという。かつて、衣服は階級や職業などの社会的地位と結び
付けられ、政治的・社会的義務(共同体の規範)へ従い身につけられ
ていた。しかし、個人の自由はその衣服をスタイルという選択的なものへ
変えた。これによりファッション(=流行)という社会現象が生まれ
たという。

黎明期における、初期の社会学的なファッション研究としては、ヴェブ
レンの「有閑階級の理論」、ジンメルの「模倣と差異化」について述べ
られている。これらはともに階級の上層を模倣する中層・下層、中層・下層
と差異化する上層という社会構造からファッションのメカニズムを説明する。
発展期における研究は、それまでと同様に階級的な視点からの研究(ブルデュー、
ヨネ)に加えて、記号学や社会心理学、社会人類学、ジェンダー論からも
言及がなされる。そして、ここからが著者の独自のスタンスが述べられていく。

私の理解に従えば、著者が先行研究を批判するのは、ファッションを社会
構造の従属物(社会からのアウトプット)としてのみとらえる点にある。
著者はファッションがむしろ社会を揺るがす動きを形象化したものである
という視点に立つ。そのため衣服はイメージ・表現という形で間接的に
社会の構造や個人の行動への影響因として働くという(社会→衣服の説明を
完全に否定しているわけではない?)。
最後に第9章では、デュランの人間の想像力(イメージ)に関する理論
枠組みを用いて1960年以降半世紀のファッションの潮流について解釈し
ている。ただし、どんなに丹念に読んでも著者の「形象化としての
ファッション」「影響因としてのファッション」というのが明確にわか
らなかった。

本書はファッションの社会学の方法論的なディシプリンであり、具体的および
体系的な分析が扱われているわけではない。邦訳されていない著者の『軽薄と
いう本質――服装とファッション』ではそういった分析がなされているようだ。
ポスト構造主義的なスタンスにたつファッションの社会学という意味では
興味深いが、正直本書だけではよくわからなかった。本書のみを読んで評価を
つけるのは難しい気がする。星の数はとりあえずのもの。ファッションを
めぐる諸研究が簡潔にまとめられているので、それを目当てに読むのは
悪くない。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 原著の表題は“La sociologie de la mode”。
「本書の狙いは、直接的・間接的に社会学と関係する視点から、流行、とくに衣服の
流行という現象を扱った論説の全体像を捉えることにある。その柱は次の三つである。
 ――19世紀における誕生、20世紀における発展から最近の傾向に至るまで、
ファッションを対象としたさまざまな論説を紹介すること。
 ――こうした論説の成果を検討し、評価すること。
 ――ファッションの社会学がなぜなかなか発展しなかったのかを理解し、こんにち
取られようとしている新たな方向性を見極めること」。

「論説を紹介すること」、というか参考文献リストとしてはあるいは優秀なのかもしれない。
 ただし、個別の扱いが簡潔に過ぎるがために、それ以上の機能を期待するとなると
あからさまに苦しいこととなる。
「ファッションとは分類作用であり、意味論的な体制というよりもむしろ、はるかに
記号学的な体制だと思われる」。
 例えば、ただでさえ抽象的極まるロラン・バルトによるこんな表現を抜き出されて、
はい、なるほどね、と思えるハイ・コンテクストな読者が果たしてどれくらいいるだろう。
逆にこれだけで分かってしまうような方にしてみれば、わざわざ本書に頼るべき何らかの
インセンティヴが期待できるとも思えない。
「1965年から70年までに生れたファッション・イメージは……実に80パーセントが
英雄的な構造に属し、残り20パーセントが半々の割合で神秘的な構造と統合的な構造に
分かれていた」。
 後に多少の説明が続くことにはなるわけだが、「英雄的」、「神秘的」、「統合的」が
例えばどのような衣服において典型的に示されているか、の写真の一枚もなければ、
分析手法も明らかにされることもない。
 各時代とテーマごとの言説の紹介を優先する結果、章ごとで限りなく議論は分断されて
しまい、説得的な考察が章を横断して有効に絡み合うこともない。

 原著が手許にない状況で語るべきことではないのだろうが、翻訳もどうかと思う。
 例えば、「パンタロンpantalon」は広義においてはパンツやスラックスを指さないことも
ないが、一般にはベルボトム型を想起させてしまう。上記の「英雄的」はheroiqueで、
「神秘的」はmysterieuxなのだろうが、それを愚直に日本語に押し込んだ結果、
いささか意味の通りづらい文章になってしまっている。

 このテーマを知りたければ、とりあえずこれを読めば、という参考文献リストとしては
有効なのだろう、ただし、本書自体が言説として何らかの価値を持ち得ているようには、
少なくとも私には思えない。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
すっごく 2009/11/29
形式:新書
退屈....。新しい発見が何もない。
とにかく読みづらい文章で、フラストレーションが溜まりました。
まぁ、おバカな自分に原因はあるのでしょうが.....。

この分野について、ある程度の知識がなければキツイ内容だと思います。気軽に読めるものではありません。

図書館で借りて良かった.....。
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