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ファッキンブルーフィルム
 
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ファッキンブルーフィルム [単行本]

藤森 直子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

SMクラブに来る風変わりな客。周りで起こる小説のような事件。愛する彼女たちが抱える不可思議でせつない事情。剥き出しのオリジナリティと醒めた人間観察眼が異彩を放つ、現役SM嬢でバイセクシュアルでもある著者の完全ノンフィクション。

内容(「MARC」データベースより)

SMクラブに来る風変わりな客。周りで起こる小説のような事件。愛する彼女たちが抱える不可思議でせつない事情…。剥き出しのオリジナリティと醒めた人間観察眼が異彩を放つ、現役SM嬢の完全ノンフィクション。

登録情報

  • 単行本: 316ページ
  • 出版社: ヒヨコ舎 (2001/03)
  • ISBN-10: 4434009389
  • ISBN-13: 978-4434009389
  • 発売日: 2001/03
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 54,489位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
19 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
この本はいい。団鬼六が好きな人も北野武が好きな人も向田邦子が好きな人(これはちょっと無理な人もいるか)も、きっとこの本が好きになるだろう。 著者は団鬼六の猥雑な世界の中、北野武と同じ「自分の生に執着しないものだけ」が持てる澄み切った瞳で全てを語る。向田邦子のように惜しげもなく、琴線に触れる言葉で。

人間の本当の切なさに触れたければ、言葉の持つ力を見たければ、ぜひぜひこの本を読んでみてください。

笑っちゃうエピソードもあるんだけど。そこがまたいい。

このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
SMクラブのS女王様が直子の現在の仕事である。直子は客で
あるM男の個性的な注文にいかにして答え、M男達を満足させ
癒してあげるかに、プロとして日々知恵を絞っている。直子は
またバイセクシャルという自らの性向のため千佳,純、奈々な
ど複数の女性と性関係を持ち、時には一緒に暮らしたりしてい
る。この直子の日記にはSMクラブでの仕事の様子や女友達と
の奔放な生活の有様が赤裸々に綴られている。もしもこれが、
男性作家の手になるいわゆる煽情小説で、この内容なら、恐ら
く僕も劣情煽られまくり状態になったのに違いない。しかし、
この日記を読んでいると、ひどいSMシーンや女性同士のえげ
つない姿態をさらしてのからみあいも不思議なくらいさらりと
流れて行く。日記の目的が男の性感帯刺激にはないのだから至
極当然のことである。

しかし単純に日常を書き留めるにしては余りにも異常な世界で
ある。書きたかったのは何だろう? 女友達への愛しい気持ち
? S男あるいは成りすまし馬鹿男への嫌悪?
味付けに微妙な変化をつけるが、本質的には同じことを繰り返
しているSMクラブでの仕事、女友達とは常にタチ役で接する
愛しい日々、しばしば怠惰に何日も過ごし世間からは淫らな生
活と見られるかもしれないが、この町での暮らしは穏やかに流
れているように思えた。しかし千佳は逃れるように韓国へ去り
、純も男との生活を選んだ。奈々も去った。高校時代の親友孝
ちゃんは心を病み、やがて自殺を図った。常に引越しをしてい
る直子は日記の終わりの方では、この愛しい町も去る日が来た
ことを悟る。鴨長明の方丈記ではないが、行く川のような無常
といったものをこの日記は強く印象づける。

僕は男であるせいか、女同志がからんでいても、どの女が好き
とか嫌いとかの関心が湧かないが、この日記に出てくる男(M
男は対象外として)に関しては好き嫌いをはっきりと言える。
町下クンなんてのは嫌いだし、「空」のマスターもテレビドラ
マに出てくるタイプの人物で嫌いだ。彼の言ってることはほと
んど僕の頭に入ってこない。客の秘密を他の客に流すおしゃべ
りなところも嫌だ。たった一度だけ出てくるケンちゃんは、直
子が血を見るのが好きだと聞くと、自分の顔をコンクリートに
たたきつけて血を流してみせて、にっと笑った。ケンちゃんは
馬鹿だけど天使のような心を持っているんだろう。ピーター・
アーツは真正サディストではないかと最初思ったが、この男は
最後まで謎だった。「俺には心はないぜ。」と言う彼の言葉は
何か非常に正しい日本語のように思える。それにユニークだ。
更に謎なのは、幼い直子を残して家を出ていった直子の父だ。
父は「直は良い子だ、本当に良い子だ。」と彼女を抱き上げた。
その3日後に父は去った。何だろう、非常な優しさをこの父に
は感じるのだが・・・

この日記では直子は一人称として迷った末に「ワシ」という言
葉を採用している。直子は若い女性なんだけれど、確かにもの
すごくオッサンなところがある。しかし僕の覚えている範囲で
は2度だけ「私」と記した箇所があった。一つはピーター・ア
ーツが哀れな女の子に一軒家を突然与えた日だった。もう一つ
は直子が死の近い父との面会を果たした日だった。直子が男に
も愛情を抱くことの出来た数少ない日だったのではないだろう
か。

直子は「実に下らない理由」で高校を退学させられた。その高
校での最後の日に無二の親友だった孝ちゃんとソフトボール部
の部室で一晩語り明かした。二人ともソフトボール部だった。
夜が明けてから二人はグラウンドに出て、一人がボールを空に
向かって投げ上げては、もう一人が落ちてくるボールを受ける
練習をした。何回も何回も空高くボールを投げ上げた。澄み切
った青い空だった。
これは今は心を病んだ孝ちゃんとの懐かしい日の思い出だ。め
ちゃめちゃ綺麗な場面だ、だから尚更哀しい。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
私、この本大好きです!NAOさんの考え方や観察眼はとっても素敵です。出てくる女の子達とのエピソードも可愛いし、SMクラブに来る人たちの話も、NAOさん自身のことも笑えて感動でき本当におすすめです。
NAOさんに惚れます(笑
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