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ファスト風土化する日本―郊外化とその病理 (新書y)
 
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ファスト風土化する日本―郊外化とその病理 (新書y) [新書]

三浦 展
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (34件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

のどかな地方は幻想でしかない!地方はいまや固有の地域性が消滅し、大型ショッピングセンター、コンビニ、ファミレス、カラオケボックス、パチンコ店などが建ち並ぶ、全国一律の「ファスト風土」的大衆消費社会となった。このファスト風土化が、昔からのコミュニティや街並みを崩壊させ、人々の生活、家族のあり方、人間関係のあり方もことごとく変質させ、ひいては人々の心をも変容させたのではないか。昨今、地方で頻発する不可解な犯罪の現場をフィールドワークしつつ、情報社会化・階級社会化の波にさらされる地方の実情を社会調査をもとに探り、ファスト風土化がもたらす現代日本の病理を解き明かす。

著者からのコメント

この新書のおかげで、最近は東北から九州まで、そして東京でも、自治体、商店会などから講演の依頼が来ています。ファスト風土化があまりに急激にすすんでいることへの不満と不安が拡大していることは明らかです。

登録情報

  • 新書: 221ページ
  • 出版社: 洋泉社 (2004/09)
  • ISBN-10: 4896918479
  • ISBN-13: 978-4896918472
  • 発売日: 2004/09
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (34件のカスタマーレビュー)
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59 人中、51人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 視点は評価できるものの・・・, 2005/1/15
By 
たこやき21 (東京都) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: ファスト風土化する日本―郊外化とその病理 (新書y) (新書)
相次ぐ大型ショッピングセンター、チェーン店、ファミレスの地方進出。それによって、それまでの中心市街地の小売店などを駆逐し、全国一律の風景が広がっている。
そんな情況を作り出した「列島改造論」を端緒とする国の政策、その結果として、地方の方が社会体験や多様性のない世界となり、地方の方が消費に特化している、という4~6章の内容には説得力がある。

だが、それ以外に関しては首を傾げたくなる部分が多い。
序盤は、地方都市と犯罪の関係を述べているのだが、かなり恣意的なデータ(及び分析)が用いられている印象。例えば、佐賀のバスジャック事件の犯人について「受験の失敗」は「どうでも良い」と切り捨て、佐賀の「閉塞的な状況」と高速道の整備による「東京への心理的な距離の近さ」が原因では?というような分析はいかがなものだろう。
そもそも、「地方」「地方」とは言うが、「地方」の定義が良くわからない。先ほどの佐賀、さらには長崎、宇都宮、前橋、小千谷、和歌山、佐世保、高崎・・・などなど、様々な土地が出されているが、県庁所在地の長崎や宇都宮、和歌山、前橋と青森県柏村を全く同列に語れるものだろうか?

また、4~6章で地方の情況を説明しているわけであるが、結果、6章後半~7章で行われるのは都市(大都会)の礼賛となってしまっている。著者が批判している「列島改造論」などの裏にあるのは、地方の都会へ対する引け目であり、結局のところは同じ事をしているわけなのだが。

ところで、書内で「ジャスコは町作りに興味が無い」「ジャスコのある場所に犯罪がある」のように、イオングループ批判が随所で見られる。と思って、著者の略歴を見ると、元パルコ情報誌編集長とあった。そう言えば書内に「パルコはそのようなところに出店しない。そこで、イオンがやってきた。」といった内容のくだりがあった。なるほど納得。

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22 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 犯罪との関連性も説明できていない, 2007/12/14
By 
アカンサス (松本市) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: ファスト風土化する日本―郊外化とその病理 (新書y) (新書)
地方都市の郊外に住んで10年。確かに作者の言うような店の並びがピタリと当てはまる。
ジャスコ、ユニクロ、ダイソー、青山、吉野家、マクドナルド・・・・という具合に。
それらの店は結構支持されている様子だが、それだけでは「地方の人々の心が荒れている」
証明にはならないように思う。

幹線道路を一歩はいれば清掃活動や地域の活動はまだまだ行われているし、おかずのやり
取りさえある田舎のよさも拾ってほしかった。そういう本じゃないのはわかっているけど。
住民たち自身が気付きさえすれば「顔の見える町つくり」は田舎でこそ実現できると感じた。
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59 人中、48人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 で、バブルのけじめはついたのだろうか?, 2005/7/4
レビュー対象商品: ファスト風土化する日本―郊外化とその病理 (新書y) (新書)
~著者はバブル期に一部でたいへん評判の良かった雑誌「アクロス」の編集長だった。ある意味、バブルを牽引した一人と言える。余談だがバブル真っ盛りに上京して就職した私はアクロス読んでました。勉強のために。いま考えると笑える。

で、バブル破壊後10年以上経って、どうにもならないほど荒涼とした日本の風土を「発見」して嘆いたのが本書。たしかに僕の~~故郷も含めて、なんだか田舎が荒れてる感じがするのはみんなの共通理解だと思う。ロードサイドの大規模スーパーとユニクロ、洋服の青山、マクド、なんとか国際大学。この気持ち悪さをはっきりと記したのは偉いと思う。

しかし本書には、どうにも拭いがたい悪感触がつきまとう。例えるなら、プレゼンはすごく上手いけど言葉に実のない広告代理店営業みたい~~な。
地方をファスト風土化したのはバブルの延長上にしかない消費経済である。わかったよ、で、その元凶は何なの? バブルのとき文化を商品戦略に用いたのはパルコとかセゾンだったよね、その責任は? 大所高所から結果だけを語る気なの?
私は、同じ地方出身者でバブルの洗礼を浴びたというだけで、著者に親近感を覚える。そして、バブル後の苦境に苦し~~む若い人を見ると、後ろめたい。バブルを演出した代理店文化、マーケティング至上主義は大嫌いだけど、今の代理店の現場の若い人はバブルなんて知らない苦労人ばかりだ。それだけに、同じバブル経験世代として、著者に望みたい。
問題提起はわかりました。で、あなたはどうやってけじめをつけるのですか、と。ぼくたちバブル世代は、後進の美味しいとこも食~~い荒らしてしまった責任があるんじゃないですか。今度はそれを読ませてください。期待を込めて★5つ。~

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