「ひとごと/他人ごと」が、「自分ごと」になったとき、今まで見えなかった、可能性に満ち
た世界が広がる。この「自分ごと」、を促し支援するファシリテーター(=5人の著者)の
個性豊かなファシリテーション実践は、様々な分野に渡っている。
心の底からビジョンを共有するための、企業内プロジェクト、
私たちが実現したい5年後について、ワクワクしながら語り合える市民参加の場、
子供のチカラをもっと引き出すワークショップ、
学生が、夢中に学びたくなる授業、
建設的な会議、、、。
まず、企業、地域、NPO、学校など、多様な分野で活躍する5人のファシリテーター
(=著者)のリアルな現場での情景に、思わず引き込まれる。
「自分自身が、ファシリテーターとして、集いあい問いあう場を創ること」は、(しんどい
こともあるけれど)、やっぱりなにより楽しい!。
そして、一人ひとりが、今この場を「自分ごと」として、アクションを起こすことができた
としたら、きっと明るい未来が開けるのではと、希望が膨らむ。
さらに、ファシリテーションのスキルとこころについての章では、明日から実践できること」
「明日から心がけたいこと」「すぐにはできないかもしれないけれど、目指したい『ファシ
リテーターのありたい姿』」についてなど、読み手の状況に応じて、学びが深まるよう、
丁寧に解説されている。
特に「極力自然の流れに沿ったファシリテーション『自然流ファシリテーション』」の章は、
(本当の意味で理解するには時間がかかりそうだが)、「ファシリテーターとしてこうあり
たい」という思いにつながった。
私にできることを、今日から一歩踏み出したくなる、スキルと心の実践書としてオススメしたい。